2007年度公務労協情報 35 2007年7月3日
公務公共サービス労働組合協議会

「公共サービス憲章」制定を求める7.3中央決起集会を開催
−7/3現在で総計3,292,161筆の署名を集約−

 公務労協は3日、「『公共サービス憲章』制定を求める中央決起集会」を開催した。この集会は、この間取り組んできた「公共サービス憲章制定署名」が6月末をもってひとつの区切りを迎えたことから、署名集約数の報告およびこれを踏まえた憲章制定に向けた取り組みの意思統一を目的として実施したもの。
 13時から社会文化会館で開かれた集会には、全国から800人が参加、主催者挨拶にたった岡部議長は「本日で署名活動に一区切りをつけたい。集約した署名数は約330万筆であり、所期の目標には届かなかった。取組みの諸課題について総括していく必要があるが、困難な中でのこの数字は意味がある。署名に積極的に取り組んで頂いた組合員の皆さんに感謝申し上げる。参議院議員選挙に勝利し、良質な公共サービス確立を現実のものにしていこう」と訴えた。
 続いて山本事務局長が取組みの経過と方針について提起、まず本日までに集約した署名数が3,292,161筆であることを報告した。また、「公共サービスを劣化させている小泉構造改革の政策転換をはかる必要があることから、学者の協力を得て公共サービスに関わる広範なテーマについて議論を頂き報告を受けた。報告を受けて公務労協は、良質な公共サービス確立の具体的取組みに、まずは組合として先鞭をつけよう、国の基本法として『公共サービス憲章』を制定させよう、国民との対話を通じて広範な取組みに発展させよう、ということでマスコミ媒体の活用を含めて署名運動に取り組んできた。この取組みは世論形成に一定の貢献をしてきたものと確信している。いま「憲章」の中身を検討しており、より大きな運動に結実させていこう」と提起した。
 決意表明には、片平国公連合中央執行委員(国税労組書記長)、豊田林野労組書記次長が登壇し、それぞれ「決めたことはみんなで守るとして、独自行動を含めて署名行動に取り組んだ。国公連合として一定の集約はできたと思う。骨太方針2007が出されたが、公共サービス確立の取組みを一層強めたい」「林野労組として一人10筆の目標を掲げて取り組んだ結果、一人7.5筆を集約した。市民のための公共サービス実現にさらに取り組む」とアピールした。
 集会は最後に、岡部議長の音頭で団結がんばろうを三唱して締めくくり、そのあとの「公務員連絡会2007人勧期第1次中央決起集会」に引き継がれた。
 なお、7/3現在で集約された署名数は以下の通り。



2007.7.3現在
署名集約数

 
  枚 数 筆 数 1人あたり獲得数
組織内集約分合計 639,192 2,814,508 1.65
地域集約分 合計    39,592    178,214  
民間集約分 合計    78,196    299,320  
その他      28      119  
総  計 757,008 3,292,161