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公共サービス基本条例について

共サービス基本条例って何?

地域社会における医療、福祉、教育、まちづくりなどのすべての「公共サービス」が、必要な時、必要な人に確実に行き届くよう基盤を整備し、「公共サービス」の質を向上させることで、豊かな地域社会づくりを実現させるための条例です。

条例骨子案には、市民やNPO、有識者、公共サービス提供者が公共サービスのあり方を検討する「地域公共サービス市民会議」など、市民参加による課題解決の仕組みの提案が盛り込まれています。

国が定めた「公共サービス基本法」と関連する条例であり、各地で制定が進んでいる「公契約条例」とは“車の両輪”にあたり、誰もが安心して暮らせる公正・公平な社会つくりの第一歩として、全国の首長や研究者などから、現在、最も注目されている条例のひとつです。

ぜ公共サービス基本条例が必要なの?

医療福祉・教育機関、地域交通などが提供する「公共サービス」は、私たちの生活を支えるセーフティネットです。では、現状の「公共サービス」で十分といえるのでしょうか?保育や介護サービスを受けるために多くの人が長期間待機しています。また、サービス提供者の働く環境の保障も十分とはいえません。

「公共サービス」が市民のニーズにきちんと応えられているのか、質の高い「公共サービス」を提供できる基盤は整備されているかなどを点検し、十分に機能する仕組みをつくることが、今、求められています。

誰もが安心して暮らせる社会の実現のために、行政だけでなく市民やNPO、民間企業などが協働して、市民のニーズに応える質の高い公共サービスを提供しつづけることのできる仕組みつくりが大切です。「公共サービス基本条例」を制定しましょう!

共サービス基本条例をつくるには・・・
第1ステップ 仲間をつくって話し合おう

公共サービス基本条例の制定のためには、多くの人が集まって、必要な公共サービスのあり方について話合いの場をもつことが大切です。市民やNPO、議会・公共サービス提供者、有識者などに呼びかけ、「公共サービス基本条例をつくる会」を結成します。何が必要で、どのようなサービスを望んでいるのか、様々な立場の人の知識と経験を活かし、必要な公共サービスについて考えます。

第2ステップ 各地でシンポジウムや学習会などを開催しよう

「公共サービス基本条例をつくる会」が中心となり、必要な公共サービスのあり方をさらに多くの人々と共有するために、各地でシンポジウムや学習会などを開催します。参加者との活発な意見交換を通じて、議論の輪をひろげます。

第3ステップ 議会へ働きかけよう

公共サービス基本条例の制定を実現するために、議会へ働きかけます。議員への要請行動を行うと同時に、知事宛への要請はがき提出運動、条例制定請願署名行動(個人・団体)などにとりくみます。また、条例制定を求める市民集会などを実施し、世論形成をはかります。

【先行事例】
秋田県公務労協では、連合秋田、連合議員懇、公共サービス関連労組等に呼びかけて、「公共サービス基本条例の制定を求める秋田県民の会」を結成しました。そして学習会やシンポジウムなどを開催し、多くの参加者が公共サービスのあり方について考え、公共サービス基本条例の必要性を明確にしています。県民集会の開催のほか、条例制定に向けたTVCMの作成、署名行動などでも世論の喚起を図り、県議会に対するとりくみも強化しています。

公共サービス基本条例の重要性に気づいた仲間たちの運動により、条例の制定に積極的な姿勢の市区町村長も現れています。

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【公共サービス基本条例】